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パワプロ3の概要


  このページはパワプロ3について解説してます。

ポケットモンスターブームが始まった1996年の2月29日に発売。ハードはスーパーファミコン。
売上は約35万本とそこそこのセールスを誇り、その年の売上ランキング32位につけている。

今でこそ「ナンバーワン野球ゲーム」を称しているが、この当時にはまだファミスタに売上で後塵を拝していた。


サクセスモードの搭載

後にパワプロの代名詞となるサクセスシリーズはこの「3」で初めて搭載された。

主人公はパッとしない2軍選手であり、3年目の終わりまでに1軍昇格することがクリア条件となる。
今では早めのクリアということはないが、監督の評価が上がり次第クリアになるので、評価を上げ過ぎないよう調整することが育成のカギであった。

この時点では投手の育成ができず、非常に単調なストーリーだったが、当時はスポーツゲームで選手を育成するということが斬新で注目を集めた。

レギュラーキャラの猪狩や矢部はまだ登場せず、阿畑やすし(きよし)が頻繁に登場する。
しかしながら阿畑自身もオリジナル変化球を投げるなどの個性が現れておらず、単なるイベント要因に留まっている。

初期能力が非常に高く、天才型ではミートカーソルを除いて全てCであり、今では考えられないほど頻繁に出現する。
また天才型でなくともCやDが並ぶことが多い。
当初から彼女がいることもあり、天才型+彼女持ちという状態から始めることもさほど珍しくない。

前作では実況は太田元治だったが、今作からまた安部憲幸に戻った。安部はその後携帯機向けの作品を除いて2001年発売の『実況パワフルプロ野球8』まで実況を務めることになる。