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パワプロ8の概要


このページはパワプロ8について解説してます。

2001年の8月30日に発売。
ハードはプレイステーション2。
PS2におけるパワプロシリーズ第1作目であり、PS2初の野球ゲーム。
長年に渡り本作の実況を担当してきた安部憲幸。その実況でシリーズのファンをプロ野球界、スタッフと共に盛り上げてきたが、今作を最後にシリーズを去る事になった。


当時の野球界

福岡ダイエーホークスに所属し、1999年には最多ホールド賞を獲得するなど、球界屈指のストッパーとして活躍していた藤井将雄投手が、2000年の10月13日に亡くなったことは大きな衝撃をもたらした。

1999年の時点で癌が進行しており、余命3ヶ月との宣告を受けるも、奇跡の復活を遂げて翌年には登板できるほどに回復。
しかしほどなくして様態が悪化し、再入院。ダイエーのパ・リーグ優勝を見届けた後、日本シリーズ前に息を引き取った。 セ・リーグは巨人が優勝し、日本シリーズでダイエーと巨人の対戦が決まる。

当時巨人のエースとして活躍していた工藤公康は、昨年までダイエーに所属しており、藤井投手の兄貴分であった。
日本シリーズ直前に行われた告別式には、ダイエーの選手の中に工藤も混ざり、ダイエーナインと共に弔った。

また日本シリーズ第1戦は、奇しくも藤井投手の親友・若田部と、工藤が先発を務めることになる。
遺骨をしのばせてマウンドにあがった両者の投げ合いは、共に3失点でマウンドを降りることになった。
試合は9回に決勝ホームランを放ったダイエーに軍配が上がる。

続く第2戦もダイエーが勝利するが、そこから巨人の猛反撃が始まる。
第3戦を9-1で圧勝すると、第4戦は接戦の末に2-1で巨人の勝利。
勢いは完全に巨人のものとなり、第5戦は完封勝利、第6戦は9-3で巨人の日本一が決定した。

MVPは本塁打王・打点王の2冠に輝いた松井秀喜と、この年から打撃が飛躍的に向上した松中信彦が受賞している。

前作との変更点

PlayStation 2のパワプロシリーズ2作目であり、グラフィック面など前作と雰囲気が大幅に変わった。
また、野手にも投手能力が設定されるようになり、野手を投手として登板させることも可能になった。

一方、投手は野手のサブポジションを付けることが出来るようになり、サクセスモードやペナントモードなどではいわゆる二刀流投手の作成も可能になった。

なお、今作からオープニングムービーに主題歌が入るようになった。今作の主題歌は米倉千尋のLittle Soldier。 。